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神戸ホスピタリティマインド倶楽部のビジョン~神戸からの発信~

1995年1月17日 阪神・淡路大震災で神戸の街が崩壊した時、一瞬のうちに大きな重い扉が閉められたように感じました。その時、「神戸(神の戸)」と名付けられた地名から、アイルランドの格言「If God shuts one door, He opens another.」(神様が一つの扉を閉じられたら、他の扉を開けてくださる。)に、想いを馳せ、新しい扉が開かれた神戸に、やがて春が来て、美しい街に生まれ変わるのだと、ひたすら神戸の復興を願いました。

やがて、神戸の街は、国内外から多くの支援を受けて市民が力強く立ち上がり、復興の灯が街の至る所に拡がっていきました。
その体験から、街の中に、「人と一緒に居る空間」が提供されることで、どれほど人を勇気づけ十全に存在できるかを深く味わうようになりました。

その当時の神戸の街には、生きる命を支えるために、ボランティア精神があふれていて、互いに提供できるものを分かちあい助けあうという、人間が持つ素晴らしい能力が満ちていたと感じました。
それこそが、ホスピタリティマインドであり、今、社会が最も求めているものではないかと思います。

ホスピタリティマインドは、見知らぬ人をも受け入れて、惜しみなく親切にもてなす気持ち、その根底にあるものは、生命の存在を承認 し思いやる気持ちです。誰の心にもホスピタリティマインドは存在します。

飛躍的な成長を遂げる社会環境の中には、どこか閉塞感が漂い、生きづらいと感じる人が増えています。自分の存在が認められず、愛されていることにも気づかず、弱さの中で心を病む姿が多く見うけられます。
少子高齢化が急速に進む中、人によるユニバーサルな社会づくりとホスピタリティマインドの融合が必要不可欠です。

人びとが、自らが持つホスピタリティマインドに気づき活かすことで、生き甲斐を感じ、自己の存在価値を見出せる人が増えていき、 やがては、上質の文化が生まれる街の風土につながります。

震災を経験した神戸の街は、常に新しい扉が開かれていて、人を「Welcome!」するホスピタリティマインドが宿る街。
そんな神戸から世界に向けて、ホスピタリティマインドを日常の中に活かす人が増えることを願い、「神戸ホスピタリティマインド倶楽部」を設立いたしました。



神戸ホスピタリティマインド倶楽部 主宰
ホスピタリティマインド醸成コミュニケーション研修
講師プロフィール:清田 佳代

清田佳代元大丸松坂屋百貨店サービス教育担当
「心からのおもてなしには、スキルを超えたマインドが必要」と、8,000人以上のプロの販売員育成に携わる。受講者自らが持つホスピタリティマインドをコーチングで引き出すサポートが専門分野。ホスピタリティを探究するコミュニケーションによって、人を力づける講座は定評を得、官公庁や学校、企業研修にて活躍中。
日本電信電話ユーザ協会電話応対コンクール1983年度全国大会優勝

兵庫県立明石清水高等学校 人と環境類型 特別非常勤講師
兵庫県立農業大学校 初年次教育 非常勤講師


【これまでの主な講師活動】
兵庫県ユニバーサル社会づくり「みんなの声かけ運動」推進員研修
兵庫県生きがい創造協会講演会
兵庫県立うれしの学園生涯大学講座
神戸市立公民館主催講演会
明石市「あかし楽講座」
ボーイスカウト兵庫連・神戸地区セミナー
官公庁・企業の接遇研修
百貨店販売員のための販売サービス力アップ研修
中学生のためのマナー講座

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